【うつ病の症状・治療体験談】:焦らないで、ラフに生きましょう!
プロフィール: M.Cさん、30代女性、会社員、30代の時に4ヶ月間休職
地元では最大規模の企業で、総合職として約10年、働いてきました。仕事内容は、広報誌制作等が主な内容です。一人で広報誌の全体構成を決め、特集企画のテーマを考え、取材先を選定・取材依頼を行いインタビュー、誌面制作、その他ページの企画・制作も手がけてきました。
会社の人たちからは「明るくて社交的」と評されていたわたしですが、本当は引っ込み思案で人見知り。知らない人と話すのは確かに苦になりませんが、社内の人たちとコミュニケーションをとるのはあまり好きではなく、制作の過程で他部署と連携をするのを苦痛に感じていました。
いつの頃からか、仕事ができる日とそうでない日、できる時間とそうでない時間の差が大きくなってきて、いつの間にかPCを前に手も頭も動かなくなったり、意味もなく涙が出てきたり、ちょっとしたことで情緒不安定になって泣いたり、怒ったりするようになりました。
これはやばいな、と思ってメンタルクリニックを受診して、そこから休職に入るまで約2週間。体重は5kg落ちて30kg台に、食事もとれず、体を起こすだけでも息切れするようになりました。
休職に入ってからしばらくは、あまり覚えていませんが、睡眠導入剤でひたすらベッドで寝ていました。お昼頃起きて、ハーブティーを飲んで、また横になって、そんな日を続けていました。何もしないことはとても不安で、どうしても焦ってしまいますが、今思えば、あそこで十分放電できたことが、早期回復の鍵だったように思います。とにかく会社のことを考えないように、特に気をつけていました。少しでも考えると、申し訳なさや不安が襲ってくるからです。復帰できるのかな、とは一度も思わなかったのが不思議ですが、恐らく考える余裕もなかったのだと思います。そして少しでも明るい気分になるよう、身の回りには優しい明るい色のものを置くようにしました。休職から復帰してからは、しばらくは短時間勤務をさせてもらいました。特に異動もなく、復帰後2年間、元の部署で同じメンバーで同じ仕事をして、とても歓迎してもらったことを嬉しく覚えています。
休職後は、少し他人に優しくなったように思います。それまでは仕事ができない人に対して、どうして?と思っていたのですが、できない人もいるんだ、もしかしたらそれは自己防衛なのかもしれない、と考えるようになりました。周囲の環境は特に変化はありません。復帰後も1年間は産業医との面談がありましたが、順調に回復していますね、と言ってもらえました。ただ、わたしは復帰後にかなり飛ばしてしまって、またムラが出てきてしまったので、もう休職してブランクができてしまったのだから、その延長、くらいに構えて、決して無理はしないでください。
休職中、職場の人たちはあなたのことを首を長くして待っています。それをプレッシャーに思うのではなく、帰れる場所があるんだ、と安心材料にして、大きな心で、ラフに考えてみてください。うつ、と、ラフ。似てませんか?うつのわたしたちに必要なのは、ラフになること、だとわたしは思っています。
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