うつ病とアルコール
うつ病とアルコールの関係
うつ病とアルコールが一体何の関係があるのだろうか?と思う方も少なくないと思いますが、うつ病が原因で自殺した人のうちおよそ3割の人からアルコールが検出されているのです。
最近は従来までのうつ病と違い、季節性のうつ病や新型うつ病と呼ばれるものまであり、症状もさまざまなのです。そのため、うつ病と診断されても周囲からは理解を得られないこともあり、会社ではサボりだと誤解され、解雇されてしまうというケースもあります。
また、自分自身がうつ病だということを誰にも相談できずに、自暴自棄になってしまっている方も少なくありません。ストレス社会とも呼ばれる現在、うつ病の問題は深刻化しています。また、アルコールがうつ病を悪化させるとは言い難いのですが、アルコールの作用が命を絶つ選択に繋げてしまうことは否定できません。
しかし、アルコール依存症とうつ病を合併しているという人の割合も少なくなく、誤ったストレス発散方法が病気を併発してしまうリスクを高めてしまいます。
アルコールと薬の関係
うつ病の治療にはほとんどの場合、服薬治療が必要です。むしろ、服薬中心の治療を行っているかたの方が多いかと思います。
この服薬治療中にアルコールを摂取すると、薬の効果を妨げることや、薬が効きすぎてしまうということが起こってしまいます。また、アルコールを摂取しているとうつ病の症状が著しく出現したり、イライラが抑えられなくなったり、攻撃的になったりということもあり、周囲の人を不快に思わせてしまい、人間関係のこじれ等で孤立してしまいます。
うつ病は、周囲の理解と協力が必要な病気であり、周囲の人との関係を破滅させるようなことはあってはなりません。アルコールの作用が薬に悪影響を及ぼす可能性があるので、服薬中の飲酒は自粛することをおすすめします。
スポンサーリンク