【うつ病の症状・治療体験談】:うつを患って
プロフィール: Zさん、40代男性、派遣(前職:印刷業)、40代の時に半年間休職
きっかけは職場で居眠りが続くようになったり、ミスが増えていったりしたことでした。職場でも注意を受け、自分でも改善するべく努力を重ねてきたのですが、どうやっても日中の眠気が払拭されることはなく、酷い時にはそれこそ気を失うように眠ってしまうこともありました。上司に呼び出され、相談の結果、それまでの部署から一端離れ、休職して様子を見るということになりました。
そこで初めて心療内科を受診したのですが、適応障害と睡眠障害を患っているとの診断でした。休職して心療内科に通院する日々が始まったのですが、そんな中、今度は実家の祖母と父が病に倒れ、母も交通事故に遭って入院するという事態が起きてしまいました。
弟から連絡を受け、実家に戻らなければならない旨を会社の上司に話したところ、実家に戻ることで県外へ離れるということなら次年度の契約更新時をもって退職ということにしてもらえないかと言われました。長年勤めてきた会社を去らなければならないということで大変不本意だったのですが、その時は、うつで普段のように頭も回らないような状況に加え、家族に突然ふりかかった災難で頭が一杯になってしまい、会社からの申し出を受諾する以外の選択は自分の中で浮かびませんでした。
失業し、住んでいたアパートを引き払って故郷に帰ったのですが、父や祖母の病状も思っていたよりも深刻で、交通事故に遭った母は退院して来たのですが、母と弟と私との三人で家族の危機を乗り越えていかなければならない状況になってしまいました。そこで心労が溜まったせいか、鬱の症状がさらに酷くなってしまい、母や弟には大変申し訳なかったのですが故郷の精神病院に入院せざるを得なくなってしまいました。
今こうしてなんとか当時を振り返って書いていますが、入院前後の詳しいことはすっぽりと記憶から抜け落ちてしまっていて、気が付いたら入院していたという状況でした。病棟はいわゆる通常病棟の方でした。そこで軽度の鬱・適応障害・対人恐怖・不安神経症を患っているとの診断を受けました。さらに病院での診察時の採血の時に気を失ってしまい、血管迷走神経反射性失神という症状が自分にあることも分かりました。
入院期間は6か月間でした。入院中の集団生活には当初慣れない部分も多かったのですが、入院中に知り合った患者さん同士で仲良くなったこととか、ケースワーカーさんや医師・看護師の方々に大変よくして戴いたことで、症状も次第に快方に向かって行きました。
6か月の入院を経て退院し、家族の方も祖母や父には障害が残ったものの何とか最悪の状況は回避することが出来、今は故郷で家族と暮らしています。
退院後も定期通院して処方された薬を飲んでいるのですが、自立支援医療制度の御蔭で医療費も幾分助かっております。入院当初の状況に比べると今はだいぶ安定している状況です。
今は故郷で資格試験の取得を目指しながら静かに暮らしています。
スポンサーリンク
関連ページ
- 鬱病は真面目に頑張った人がなります。ゆっくり休養してください。
- 周りの人達の協力が大切だと感じました
- 鬱病は本人も周りも大変な病気です
- 鬱になり会社を休職しましたが先日やっと復帰出来ました
- うつ病になる前にして欲しいこと
- 1年間鬱病で会社を休職した経験があります
- 1人で考え込まない!周りのサポートと自然がくれたパワー
- 持病の悪化は鬱病のサインかも?休職して治療をする必要性について
- ゆっくりと心と体を休める期間。人生の充電期間!
- 妊娠、出産が私をうつから救ってくれた
- 心が元気になるまで
- うつ病の体験談
- 私のうつ病休職日記
- 半年後に鬱病がぶり返した経験から無理をしないことを心に決めた
- 休職中の方へのアドバイス
- 鬱病での休職、そして復帰
- 一年の休職
- 鬱病で仕事を辞めた体験
- 予期せぬ鬱病発症
- DV男との離婚でうつ病になった私の休職と復帰
- 自分が休職をして分かったことと心の変化
- 鬱病にならないために、適度な運動と休養を
- 解放される事が何より大事
- いいかげん(良い加減)療法
- 公務員をやめて自由業へ
- 私の初めての経験
- 鬱病で休職して学んだこと
- うつ病で1年休職後復帰
- うつ病で休職後、会社がなくなり、無職になりました
- 休職後、再発して結局会社が倒産して辞めることになりました
- うつ病で休職後、退職し、新しい道を模索中です。
- 大波がさざなみになるまで待っていた
- 嫌な予感がした新規入社の事務員
- 不安で真っ暗なトンネルの先に
- 自分を認めてあげてくださいね
- 高校卒業後、介護施設に就職。その後、鬱との戦い
- 渾身の果てに
- 鬱病が原因で介護施設を休職し、その後退職しました
- うつ病は、気長に付き合っていきましょう
- 回復期、寛解期を迎えてからの過ごし方
- 休職を経て学んだ大事な事
- セクハラからパワハラそしてPTSD障害
- 初めてのうつ病
- うつ病からの奮闘記
- うつ病急性期をすぎ、休職期間中にしていたこと
- うつ病から仕事に復帰するまで
- 傷病手当が切れて会社へ復帰したときの過ごし方
- 何も気にしなくても良いです。大丈夫、大丈夫です。
- のんびり休息時間だと思って、自分をいっぱい労って欲しいです
- 私が鬱病になったときの周りの対応
- 4年前のうつ病体験
- 鬱病で休むことの罪悪感
- ゲーム会社の多忙なスケジュールに心が病んでしまいました
- こころのおやすみ期間
- 私が鬱病だったころ
- 焦らない、無理せず、ゆっくりと
- 休職してから簡単な仕事を始められるようになるまで
- 医療系の仕事で鬱となり休職
- 精神的な病に対する周りの目
- 時間とゆとりが必ず解決してくれる
- 仕事が激務でうつ病発症。今は専業主婦に。
- 兆しがあったのにと後悔。もっと早く対処すれば仕事は続けられたかも。
- 自分で鬱だと認める事も大切
- 配置転換と病院を変えたらうつ病が緩和され、復職〜平常勤務に
- 中学校教諭のうつ病