【うつ病の症状・治療体験談】:鬱になり会社を休職しましたが先日やっと復帰出来ました
プロフィール: S.Iさん、20代後半(27歳)女性、事務職、26歳の時に1年間休職
大学卒業後は地元を離れて1人暮らしをしながら、採用された会社で事務のお仕事をしていました。
最初は友達もおらず見知らぬ土地で一人ぼっちでしたが、会社の同僚や先輩、上司が良い人で仕事も楽しく充実した毎日を送っていました。
しかし26歳の頃に上司が代わりました、その新しい上司は大変厳しい方で誰彼構わず八つ当たりをしたり、気に入らない部下がいると名指しで悪口を言うような人でした。
耐えられず同僚も先輩も次々と辞めていき、私も罵倒される毎日にすっかり心が病んでしまいました。
そしてある朝会社へ出勤しようと思ったんですが、玄関を開けようとすると急に涙が出てきて動けなくなってしまったんです。
休むとまた嫌味を言われるので無理してでも行かないとと思うのですが、だんだん無気力になり思考できなくなって結局夜になるまでその場に座り込んでいてしまいました。
会社を休むなら連絡しないといけないと解っていても全く気力が出ないんですよね、ご飯を食べたり飲み物を飲んだりといった事もせずただじっとしていました。
翌日もそんな調子で無断欠勤してしまい、心配した先輩が家に来てくれたので事情を話すと、先輩が「鬱かもしれないから病院に行きなさい」と言うので、やっと精神科へ行きました。
精神科では「まだ鬱とはハッキリ診断できないが大分精神的に参っているようだ」と休職を勧められました。
上司は渋りましたが診断書があった事と先輩が上司より上の人へ伝えてくれた事からやっと休職する事が出来ました。
休職中は実家へ帰り、最初の数週間は精神科へ行く以外はご飯もろくに食べずにずっと寝ているだけの毎日でした。
でもそれではいけないと思って、朝4時5時に起きて30分程散歩して帰ってきたら朝ご飯を作って食べる、家事を手伝う、昼夜も決まった時間にご飯を食べるといった規則正しい生活を送るように気を付けました。
そうすると今まであんなに無気力だったのが、朝陽を浴びて脳が活性化したのか段々と考え方も明るくなっていきましたし、私は散歩も出来るし家事も出来るからいつかきっと社会復帰出来るんだという自信も出てきました。
そして精神科の先生からももう大丈夫だろうと言っていただけたので、先日約1年ぶりに元の職場へ復帰しました。
あの時の怖い上司は私が休んでいる間に別の地方へ飛ばされたようで、新しい上司は良い人でしたし職場の雰囲気も温かかったです。
どうやら私が鬱で休職した事であの上司の所業が上にバレて、職場の改善が行われたようでした。
先輩も同僚も私が鬱だったからといって特別気を使う訳でもなく、自然に迎え入れてくれたのが嬉しかったですね。
今は以前のように仕事が出来るように、無理しない程度に徐々に慣らしている所です。
鬱になってしまう人は頑張り過ぎてしまったり、責任感が強い人に多いと思います。
そういう人は一度糸が切れるとガラッと一気に崩れてしまうと思うので、休職中は自分の好きなように過ごすのが一番の薬だと思います。
ただ、あまり家に引きこもり過ぎると今度は外に出るのが怖くなってしまうので、1日3分でも5分でもいいので外に出て太陽光を浴びて頭をシャッキリさせる事も大事だと思います。
休職するとまた同じ会社には戻り辛いかもしれませんが、他の人は案外気にしていませんし、こちらが構えれば構える程向こうは気を使ってしまいます。
だから、戻れたら戻る、戻れなかったら別の会社を探そうというような気楽に考えていた方が、気持ちも落ち着く事が出来ます。
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