うつ病が治らないときは
長期間治らないうつ病
「うつ病」だと診断を受け、医師の指示のもと服薬や治療を受けているのにも関わらず、長期に渡り症状が改善されないという方もおられます。
症状が長期化すると、ますます不安は募り「自分は治らないのではないか」「自分はダメな人間なのではないか」等という気持ちが高まります。このような場合、違う医療機関にも一度診断をしてもらう(セカンドオピニオン)を行うことを推奨します。
症状が改善されないことには、何か原因があります。例えば、睡眠によるトラブルが長期化している場合は服薬する薬でコントロールすることや専門医による治療を行うことも可能です。また、うつ病だと診断されている方の一部には、他の障害を併発している可能性も少なくありません。なぜ治らないのか、その理由について追及する必要があります。
うつ病とその他の障害
うつ病には睡眠障害が生じることは多々あるのですが、その他にもうつ病と初期症状が似ている双極性障害の可能性も否定できません。
双極性障害は、うつ状態と躁状態を繰り返すことに特徴があり、軽い躁状態だとうつ病との区別が付きにくいということが現状です。その他にも、統合失調症や適応障害である可能性も視野に入れることも必要になります。統合失調症や適応障害も、うつ病の症状と類似したものがありますが治療方法や薬物療法では異なります。
医師によっても見解が異なることがあるので、長期に渡り症状が改善されない場合は、セカンドオピニオンを行うことも大切です。なぜこのような症状が続くのか、理由を知り納得のできる治療に出会うことが回復への近道です。
しかし、うつ病の症状が治らない時に、一人で不安になる方も少なくないので、家族の協力が必要です。うつ病を発症し、孤独を感じる方も多く居られるのですが、このような時こそ家族のサポートが大切です。
スポンサーリンク